会社の思いである〝地域への恩返し〟をKAILでの学びの実践で具現化していく 平尾光啓
平尾光啓(ひらお・みつひろ)
株式会社ふくや 食材営業部 次長
第16期生
『仕事』について
- 印象に残っている仕事もしくは出来事は何か?
- EC担当として、ふくやホームページの大幅リニューアルに加え、自動受注化をチーム一丸となってやり遂げたことが印象に残っています。会社の顔となるホームページの改修を実施できたこと、また自動受注化により、業務の合理化を推進できたことは自分の自信につながりました。
- 仕事上での強みや差別化は何か?
- プレッシャーや逆境に対して強い方であり、一旦決めたことは何としてでもやり遂げていくことが強みではないでしょうか。KAILでの学びや碧樹会の企画や運営を通して、共創・人を巻き込みながら物事を達成していくことの大切が身に付きました。
- 今後に向けた抱負や思い、夢は何か?
- ふくやが長年掲げる経営理念は、「強い会社、いい会社」です。
「強い会社」とは、企業として健全に事業を営みながら、確実に利益を上げて発展していく会社です。一方、「いい会社」とは、お客さまをはじめ社員や取引先、さらに関係するあらゆる方々を大切にしながら、社会全体に貢献していく会社です。その上で〝福岡に無くてはならない会社〟〝地域から必要とされ続ける会社〟を目指していきます。
福岡は長年、「市内に観光資源が無い」と言われてきました。その一方で明太子をはじめ、豚骨ラーメンやもつ鍋などの福岡の食は人気を集め、高評価を得ています。スペイン北部のバスク地方にある小さな都市、サン・セバスチャンは、〝世界屈指の美食の街〟として広く知られ、世界中から観光客がやってきます。福岡においても魅力的な食をプロデュースしながら、グローバルに情報発信をしていくことで〝東アジアのサン・セバスチャン〟を目指したいとの思いを描いています。
『 KAIL 』について
- KAILでは、どんな学びを得たのか?
※印象に残ったセッション、講師や同期生の言葉、出来事・エピソードetc - KAILでは、著名講師をはじめ第一線で活躍・奮闘する選りすぐりの講師陣に学び、多彩なバックグラウンドを持つ同期生らと切磋琢磨を重ねました。
卒塾の際KAILプロジェクトとして構想した計画が、主ターゲットをインバウンドとした事業と施設の立ち上げです。KAILはインプットだけでなく、具体的なプロジェクトの事業化などのアウトプットを通じて、実践的な学びを得られる場でもありました。ふくやは業務用食品スーパーマーケット『たべごろ百旬館』を運営しています。百旬館は開店以来、プロの料理人の方々をはじめ料理好きな一般のみなさまにもご満足いただいております。百旬館では、2号店をオープンさせる計画が以前からありましたが、様々な課題によってなかなか実現できていませんでした。この度タイミングよく物件が見つかり、またパートナーとのご縁があり、福岡空港近くに施設をオープンする予定です。コロナ禍により、当時KAILプロジェクトはかないませんでしたが、KAILプロジェクトへの想いを重ね、ついに百旬館2号店のオープンに向け邁進しています。ふくやという会社は、全社を挙げて地域への恩返しに取り組んでおり、この施設においても会社の思いも重ねながら、開設に向けて尽力していきます。
KAILの卒塾後、碧樹会では交流推進部で企画を通じた学びの継続を推進し、現在は幹事長という大役を任せていただいています。学びの場を通じて、600人もの人材・人脈が各界で幅広く活躍されている事実は大きな価値であり、地域にとってもかけがえのない財産だと実感しています。
『 プライベート 』について
- あなたにとって大切なものやことは何か?
- ふくやで学んだ地域への恩返しを胸に、小学生のソフトボールクラブチームのコーチを務めながら、ソフトボール大会の実行委員長や地域小学生ソフトボールサークルの監督などを歴任し、息子の高校ではPTA会長も務めました。地域のソフトボールチームでは今でもピッチャーとして登板しています。最近は3人の息子も参加し、同じユニフォームを着て汗を流すことが何よりも幸せです。
- 座右の銘や好きな言葉、愛読書は何か?
- 高校時代の陸上部顧問だった恩師から学んだ『一簣之功(いっきのこう)』。最後のひと踏ん張りが大事だと日々、実感しています。
- あなたの気分転換法や
健康維持増進の取り組みは何か? - 体を動かすこと。そして常にポジティブであること。
DATA
- 名称
- 株式会社ふくや
- 住所
- 〒810-8629 福岡市博多区中洲2丁目6番10号
- 事業
- 味の明太子の製造・販売 各種食料品の卸・小売
- 会社URL
- https://www.fukuya.com/
2024年3月時点