KAILで「世の中のためになるか否か」「正しいか否か」で判断する基準の大切さを学んだ 小林啓太

小林啓太(こばやし・けいた)
エコー電子工業株式会社 常務取締役
第18期生

『仕事』について

印象に残っている仕事もしくは出来事は何か?
 会社の新ビジョン策定が、印象に残っている仕事です。策定方法を一から考え、全社員を巻き込んで会社のありたい姿を議論しながら、新しいビジョンを作り上げていくことは、大変な苦労を伴いました。しかし、このような取り組みは、後のビジョンへの共感や共創においては、欠かせないプロセスです。それと同時に、自社を知り、共に働く仲間との相互理解を深めていく意図もあり、私自身も学ぶことが多く、とてもやりがいのある仕事でした。
今後に向けた抱負や思い、夢は何か?
 「ICTで共に明日のあたりまえをつくる」━━。当社が掲げるビジョンの実現を通じて、社員やお客様、取引先などのステークホルダーの方々、さらに地域社会への恩返しができればと考えております。そして、共に働く仲間のエンゲージメントの向上が、結果として良いサービス創造につながり、地域社会にも役立っていくものと信じています。自社の成長を支えてくれている社員への価値提供を考えながら、仲間と共に会社のありたい将来像を描き、その実現を通して社会全体へ利益を還元できるよう、責任を持って進んでいきます。そのためにも従来のやり方に固執せず、常にあり方を問い続ける姿勢で向き合っていく所存です。

『 KAIL 』について

KAILでは、どんな学びを得たのか?
※印象に残ったセッション、講師や同期生の言葉、出来事・エピソードetc
 当時転職直後だった私は、社内の誰よりも経験が乏しく、自分の思い描くリーダー像とのギャップに焦りを感じていました。いま振り返ると、そのタイミングでKAILへ入塾できたことは大変幸運だったと感じています。KAILでは、個性豊かで皆それぞれ独自の哲学・理念をもつ講師の方々の考えに触れ、経験や価値観の異なる塾生たちと意見を交わしながら、自分自身の内面と対峙し「志」や「軸」を確立していきます。そうした環境で仲間と過ごした約11ヶ月間は大変刺激的な時間であり、かけがえのない財産となりました。
 講師の方々に共通していたものは「本質は何か」を問い続ける姿勢、そしてぶれない軸を持ち、まだ見ぬ先の「見えないものを見る」ことへ挑み続けるリーダーシップだったと感じています。そして、何事も原理原則に立ち返り、「世の中のためになるか否か」「正しいか否か」を基準に判断することが大切であり、そのためにはブレない信念を持ち、迷わない生き方をすることが大切だと学びました。
 また、時代や企業の成長ステージによって〝求められるリーダー像〟自体も変わっていくことに気づきました。VUCA時代において、リーダー1人の情報量や判断力には自ずと限界があり、仲間がそれぞれの強みを生かしていける組織が求められています。そのためには、よりどころとなる理念やビジョンを基に自らの考えや価値観を共有・浸透させていくことが必要です。そして、共有された考えや価値観を元にメンバーが、自分事として考えて行動していくことが求められます。そのためにも自分自身を客観視した上で「伝える」から「伝わる」ことに重きを置いたコミュニケーションを心掛けています。
 卒塾時に宣言した言葉は、これからも私自身の立ち返る原点であり続けます。
 ・利他の心と感謝の気持ちを忘れず、関わる人たちを大切にします。
 ・使命感と覚悟を持ち、歩むべき道とその判断が正しいのか、常に自分自身に問い続けます。
 ・誠実に、謙虚に、歩みを止めず、すべてのものから学び続けます。

『 プライベート 』について

あなたの気分転換法や
健康維持増進の取り組みは何か?
 転職とコロナを機に水泳を始めました。そして、会社事務所のあるビル9階までの階段利用を心掛けています。
あなたの趣味やこだわりは何か?
 趣味はツーリングとドライブです。そこから派生した写真撮影や温泉・史跡めぐりも趣味の一つになっています。休日は、少しでも非日常に身を置くように心掛けています。

DATA

名称
エコー電子工業株式会社
住所
〒812-0007福岡市博多区東比恵3-1-2 東比恵ビジネスセンター9階
事業
電子・情報通信機器の販売、ソフトウェアおよびコンピュータシステムの開発、これらに関する工事・保守・リサイクル
会社URL:https://echo.e-aera.jp/
2024年3月時点

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