「何が本質か」「なぜなのか」を問い続けたKAILでの交流や学びを大切にしたい 釘本温史

『仕事』について

印象に残っている仕事もしくは出来事は何か？

　今年、西日本シティ銀行は創立20周年を迎え、私も入行20周年という節目の年です。入行したのは、西日本シティ銀行が創立する半年前の2004年4月で、新入行員研修で本店に行った際、偶然駐車場で四島司塾長に出会った際の眼光の鋭さが、今でも印象深いです。
　支店での業務を経験し、本部に異動してからは主に人財育成や業務革新を担当してきました。その中でも特に印象に残っているのは、研修所建替に伴う『西日本シティ銀行ココロ館』の開設業務です。ココロ館は地下1階・地上12階建てで、300人収容の大ホールを備えた研修所や独身寮などを含む施設です。人財育成に適した施設や最適な研修設備、食事の提供などについて、上司や業者と日々打ち合わせを重ね、決定してきました。関連部署の支援を受けながら、模擬店舗や端末研修室、さらには今では当たり前になったWEB研修システムやペーパーレス研修システムなども導入し、最新の設備を整えることができました。当行の研修所建替は50年に一度の滅多に経験できない業務であり、いろいろと印象に残る仕事だったと思います。

今迄で一番嬉しかった事、大変だった事は何か?

　現在、総合企画部業務革新室に所属して、銀行全体の業務効率化に取り組んでいます。業務の性格上、複数部署との折衝しながら、仕事を進めていくことが必要です。また、業務革新のデジタル化では、外部の専門家やコンサルタントと連携や折衝することも多くあります。
　業務革新という仕事を通じて、あらためて実感するのは、人間関係、信頼関係の大切さです。ある業務効率化の案件で先方部署との折衝で同意してもらえず、難航していたことがありました。私が何度も足を運んで説明したところ、部長から「この件は、君の言う通りにする」と言っていただいた時には、本当に嬉しく思いました。そして、あらためて人間関係、信頼関係の大切さを味わいました。

今後に向けた抱負や思い、夢は何か?

　今後に向けて、大切にしたいことが３つあります。１つ目は、私が今も大事にしている、「人間関係」です。仕事は、一人では何もできないので、同僚や部下、上司も巻き込みながら、みんなで一緒に取り組んでいくことが必要です。そのためにも、多くの人たちと同じ方向を目指し、コミュニケーションを積極的にとることで、人間関係を構築していきたいと考えております。また、折衝や調整においては、「お互いにwin₋winな関係である」ことを心掛けています。
　２つ目は、「変革・革新・改革への挑戦」です。VUCA時代と言われる現代、新たな道を切り開くために絶対に必要であり、周囲も巻き込んで挑戦していきたいと思います。また、VUCA時代に必要なDXスキルも取得したいと思います。
　最後に３つ目は、１つ目と重複する部分もありますが、「仲間（特に部下）を守る」です。そのために、「どんなことにも逃げない」ことも意識して取り組みたいと思います。

『 KAIL 』について

KAILでは、どんな学びを得たのか?
※印象に残ったセッション、講師や同期生の言葉、出来事・エピソードetc

　各界から招かれた講師・リーダーの講義では、新たな価値観、哲学に触れることでき、その中で自身の存在意義は何か？価値観、志は何か？を考えることで、自身を見つめ直す契機となりました。また、各リーダーが挑戦（推進）してきた変革・イノベーションの実話には、とにかく衝撃をうけ、固定概念で固まり、変化すら生じていない自身を恥ずかしく思う時もありました。
　講義の中では、幅広い業種業態から参加した参加者との討議も多く実施され、違う視点の気づきを得たり、参加者の意見を組み合わせることで、新しいアイデアの創造（イノベーション）に繋げることができたりしました。また、『利他の心』や『先義後利』に加え、不適切になった既存の習慣・知識・価値観を棄て去って新たに有用なものに入れ替えていくとする『アンラーニング（学習棄却）』には、大いに共感しました。
在塾中、コロナ禍で同期生同士の交流が少なかった分、卒塾後の方が、交流が活発になっている気がします。今後もKAILで共に学んだ同期生らとの交流、そして同期生からの学びも大切にしていきたいと考えます。

『 プライベート 』について

あなたにとって大切なものやことは何か?

大切にしている言葉は、学生時代のアルバイト先で尊敬していた支配人がいつも言っていた「遊びも仕事も一生懸命」です。
業績が低迷していた中、売上回復のために新しいことにチャレンジする姿、トラブル等には前面に立つ姿等をみて尊敬していました。

あなたの気分転換法や
健康維持増進の取り組みは何か?

気分転換は、単純ですが、家族、職場仲間、友人等と懇親することです。ストレスはあまり感じないので、ストレス耐性はある方かもしれません。

あなたの趣味やこだわりは何か?

趣味はスポーツ観戦です。中学校から大学時代に水泳をやっていたこともあって、昨年は、家族で世界水泳を観戦しました。応援している選手の活躍を見ることで、感動や情熱を与えてもらい、自分も頑張ろうという気持ちになります。