日本人として恥じない生き方、リーダーとしての継続的な行動を恩返しとする 右田良隆

『仕事』について

印象に残っている仕事もしくは出来事は何か？

　入社して以来、ソリューション営業一筋でやってきました。大規模案件の受注よりも、お客様や上司に迷惑をかけてしまった出来事は、今でも忘れません。新入社員の時、パソコンの納期が間に合わず、お客様の業務に支障を来たし、大きなクレームとなりました。結果的に土曜日、上司に同行してもらい、一緒に謝りに行きました。お客様に迷惑をかけた上に、私のために頭を下げている上司の姿を見て、申し訳ない気持ちで涙したことを今でも覚えています。会社の看板を背負って営業していることと、そして多くの方々に支えられながら仕事をしていることを実感しました。

仕事上での強みや差別化は何か?

　最近は、モノ売りでなく、ストーリーのあるコト売り、つまり体験価値の提供が求められています。私は、お客様や社内において、「自分がどのような価値を提供できるか」を考えて、行動しています。そして、「現状維持は後退だ」と思い、お客様の期待値を超えていきたいですね。

今後に向けた抱負や思い、夢は何か?

　私は、KAILで学んだことの延長に仕事や生き方があると思っています。KAILを卒塾するときに私は、次のように宣誓しました。「私は、周りの大事な人々、社会の成長と幸せのために『利他の心』を持ち、『学びと内省』を繰り返し、『人間力』ある人を育てる、終わりのないリーダーシップの旅を続けます」この想いをこれからも持ち続け、実行していきたいと思います。

『 KAIL 』について

KAILでは、どんな学びを得たのか?
※印象に残ったセッション、講師や同期生の言葉、出来事・エピソードetc

　何より医師の中村哲先生との出会いは、いまなお忘れることができません。見た目も小柄で物静かな口調で今までやってきたことを淡々と話されながらも、その言葉の中から「謙虚さ」「強い信念」「やりぬく力」が伝わってきました。アフガニスタンの人たちに寄り添いながら、今何が求められているかを気づき、そして自ら先頭に立って、人々と共に行動する、その姿勢に真のリーダーの姿を見ました。
　中村先生が12月4日に亡くなられたとき、ショックで涙しました。その時から「中村先生の教えを周りの人たちに伝えていく」という使命が、私たちに一つ増えました。日本人としての恥ずかしくない生き方、そしてリーダーとして行動し続けることが、中村先生への恩返しになると考えます。

『 プライベート 』について

あなたにとって大切なものやことは何か?

「感謝の気持ちを忘れない」
「フラットに考える」
「本質を問う」
これらを大切にしています。特に、「自分の意見は正しい、でも間違っている」ことを忘れないように心掛けています。

座右の銘や好きな言葉、愛読書は何か?

座右の銘は、「一隅を照らす」です。

あなたの気分転換法や
健康維持増進の取り組みは何か?

鹿児島の田舎（写真は実家の裏）で育ちました。休日やワーケーションでも街より自然の方が落ち着きます。