KAILでの学びと出会いをきっかけに『地球再生プロジェクト』が誕生した 矢津田幸洋

『仕事』について

印象に残っている仕事もしくは出来事は何か？

　私にとって印象的な仕事は、現在進行形の『地球再生プロジェクト』です。このプロジェクトは、KAILでの講師陣の一人である株式会社JEPLAN（旧社名：日本環境設計株式会社）の岩元美智彦会長からのアドバイスも受けて立ち上げました。
　地球再生プロジェクトのきっかけはKAIL卒塾後、当時の福岡支店長からの代理店支援策として、社会的に貢献できる新たな企画の立案指示でした。本業である損害保険とは直接関係のない新規プロジェクトでもあり、非常に苦労しました。新企画の提案に向けて、いろいろな検討を重ねた結果、KAILの講師である岩元美智彦会長に相談してみました。そして、出会ったのが、残野菜を使った新しいタイプの粘土である『みんなのねんど』です。「自然に還る」をコンセプトとする『みんなのねんど』には、生分解性があり、畑や山林、湖沼や海などにおいて微生物が分解し、自然の循環に組み込まれる画期的な粘土です。
　『地球再生プロジェクト』では、1口4万円の寄付を当社で取りまとめます。そして、１口あたり『みんなのねんど』4色1セット・25セット分（50人分相当）を福岡県内の幼稚園・保育園に寄付していきます。寄付された幼稚園・保育園では、『みんなのねんど』を使って園児らが作った粘土作品を花壇や畑などに設置することで土に戻っていく様子を観察できます。『みんなのねんど』に加えて、本プロジェクトでは、植栽用の苗木や花もセットにしています。植栽に際しては、福岡市の『都心の森1万本プロジェクト』とも連携しており、福岡市からの協力を得て実施していきます。代理店へのお役立ち、子どもたちへの未来づくり、地域社会への貢献、植栽による緑づくり、自然保護の意識醸成、地球環境の持続可能性……。
　これらの思いも踏まえながら、いろいろな人たちを巻き込んで具体的なプロジェクトとして立ち上げたことは、感慨深く印象的な出来事だと思います。今後も引き続き、『地球再生プロジェクト』の普及・浸透に努めていきたいと考えます。

今後に向けた抱負や思い、夢は何か?

　『地球再生プロジェクト』の普及・浸透を通じて、子どもたちの未来を育み、地球環境の持続可能性に貢献していきたいと思います。この『地球再生プロジェクト』では、「自然に還る」をコンセプトとする自然由来の『みんなのねんど』を使って、子どもたちは粘土作品を創作していきます。そして、粘土作品を畑や森などに設置していくことを通じて、子どもたちは「自分が作った粘土作品が、生物を育てていく」ことを目の当たりにして、環境への意識も育んでいくことでしょう。そして、「自分の粘土作品で育った野菜などを食べる」ということが、子どもたちの購買動機につながれば、生産者だけでなく、教育関係者や自然保護関係者にとっても福音となるプロジェクトだと考えます。

『 KAIL 』について

KAILでは、どんな学びを得たのか?
※印象に残ったセッション、講師や同期生の言葉、出来事・エピソードetc

　長崎県出身の私は、九州大学への進学で来福し、そして三井住友海上火災保険株式会社に就職しました。KAILには、福岡支店へ赴任して来たタイミングで16期生として入塾しています。
橋田紘一塾長からは、「人間、人生に一度ぐらいは、死ぬほど勉強してみるべきだ」と語られていましたが、KAILは文字通り〝人生に一度〟ともいえる経験でした。そのようなKAILのセッションにおいては、「正しいを楽しく」と説かれた岩元会長をはじめ多彩な講師陣からいろいろな学びを得ました。そして、セッションに登壇された講師陣ならびに塾生に共通しているのは、「利他の心」だと感じています。
　KAILプロジェクトでは、「社内の組織変革」をテーマに取り組みました。KAILへの会社派遣は、16期である私が最初となり、その後17期、18期と続けて派遣されています。KAILでの同期となる16期生のメンバーは事あるごとに集まっており、タテ・ヨコ・ナナメの関係づくりにも熱心です。卒塾後も頑張っている同期生の姿を目にすると、刺激や気づきになり、新たな活力も得ています。

『 プライベート 』について

あなたにとって大切なものやことは何か?

感謝の気持ちを大切にしていきたいと思います。たしかにKAILに入塾する以前から感じていたものの、KAIL入塾後はさらに感謝の気持ちは高まっています。

座右の銘や好きな言葉、愛読書は何か?

「感謝」です。

あなたの気分転換法や
健康維持増進の取り組みは何か?

半年前から健康管理とダイエットも兼ねて、平日はなるべく歩くようにしており、休日はジョギングをしています。　ジョギングは頭の整理や気分転換の良い機会となっているので継続しています。

あなたの趣味やこだわりは何か?

小学校で野球、中学校で陸上の長距離、高校でサッカーをやっていたこともあり、スポーツ好きで、最近は息子のサッカーの練習や試合観戦など、スポーツ観戦にもよく出掛けています。
お酒を飲むことも好きです。